桂ざこばの弟子・ひろば&ちょうば&そうばが同時襲名を発表
落語家の桂ひろば(45)、桂ちょうば(45)、桂そうば(45)が30日、大阪市内で会見し、それぞれ「二代目桂力造」、「四代目桂米之助」、「二代目桂惣兵衛」を襲名すると発表した。師匠の二代目桂ざこば(76)と、米朝事務所の常務取締役の桂南光(72)、取締役の桂米團治(65)も会見に出席。3名同時襲名披露公演は桂米朝さんの没後十年祭公演(3月19、20日。サンケイホールブリーゼ)を皮切りに東京や京都などで行う。
襲名にあたり、ひろばは「まさか自分が襲名するなんてというのが正直な気持ちでした。初代力造さんの名前を汚さないように、今よりもええ噺家になっていきたい」と意気込み。99年に亡くなった3代目米之助の家族と縁があって継ぐことを決めたというちょうばは「米之助師匠のご家族から、『この名前がまた世に出るのがそれだけで嬉しいので、自分なりの米之助を作っていってください』と言われた。身に余る大きな名前ではございますが頑張っていきます」と力を込めた。
初代桂文治の本名・惣兵衛を襲名するそうばは「誰もやっていないことをやりたいという目標がある。精一杯頑張っていきたい」と語った。