坂東玉三郎74歳 衣装が25キロでもへっちゃら「昔から着てるので、あまりわからない」6月京都南座で女形の大役
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歌舞伎役者の坂東玉三郎(74)が1日、京都市内のホテルで「坂東玉三郎特別公演」(6月12~26日、京都南座)の取材会に出席した。
演目は「壇浦兜軍記 阿古屋」で、上演前には玉三郎による口上と、片岡千次郎による解説が行われる。玉三郎は「お若い方もいらっしゃるでしょうし、改めておわかりいただけることもあると思います」と、演目へ込めた思いを説明した。
玉三郎演じる阿古屋は、女形の大役であり、豪華絢爛な衣装が見所の一つ。その分、衣装の重さも「25キロ以上」にもなるという。4月25日で74歳となった玉三郎にとっては負担かと思いきや、本人は「昔から重い衣装を着ているので、あまりわからないんです」と、意に介さない。
過去には40キロに迫る衣装で舞台に立った経験もあり、「大きな衣装を着て動くには、軸で動かないとダメなんです」と、コツを語り、健在ぶりを見せていた。