バカリズム「やられた!と嫉妬したドラマ」を告白「凄い発明」特に事件が起こらず「これだけなんだ」でも「面白い」
タレントのバカリズムが3日、フジテレビ系「この世界は1ダフル」に出演。同番組は、「一流が選ぶ人生1スゴい話」を発表する。バカリズムは「人生で一番『やられた』と思ったドラマ」を選んだ。
「ブラッシュアップライフ」が話題となるなど、脚本家としても超一流のバカリズム。「普段はドラマはほぼ、見ない。本当に話題になって、このままではついて行けないなというときだけ見る」と意外な一面を語った。
そんなバカリズムが「やられた」と嫉妬したドラマが「孤独のグルメ」という。「すごい。発明だなと思った。たまたま見かけて、面白かった。それをドラマでやろうと思ったチームがすごい」とたたえた。
テレビ東京系でシリーズ化されている同ドラマは、松重豊演じる主人公が営業先で見つけた食事処に立ち寄り、食事をするグルメドキュメンタリードラマ。バカリズムは「おっさんが1人でご飯を食べてるだけ。でも、その中には感情の動きがしっかりあって、葛藤、発見、感動があって、しっかりドラマになってて面白い」と評した。
最初に面白いと思ったのが2017年のシーズン6で松本明子が店主を務めた回。「これだけなんだ。面白いな。そこにそれぞれの人間模様があるわけでもなく、ただただアジフライを食べた回」と感想を述べた。
自身が脚本を務める作品も「いかに事件を起こさずに狭い範囲の小さなスケールで面白くできるか、に理想を持っている」と、「孤独のグルメ」に共通する世界観を見いだしていた。