今井美樹 自身の代表曲を「もう歌えないかと思った」と告白 能登地震きっかけで思い新たに
歌手の今井美樹が4日、NHKの音楽番組「ライブエール 2004」に出演。自身の代表曲「PIECE OF MY WISH」について「もう歌えないのかもと思う時期があった」と明かした。
今井は4年ぶりの同番組出演。司会のウッチャンナンチャン・内村光良から紹介され、笑顔で登場したが、歌う心境を問われると「ここ数年、世界ではさまざまな悲劇が起きていて、私たちはそれに向き合いながら生きていくことになりました。その中で、ある時『PIECE OF MY WISH』はもう歌えないのかもと思ったことがあったんです」と告白した。
「そうなんですか…」と驚く内村に、今井は「『信じていて あなたのことを』っていう言葉がもう届かないじゃないかなって」と、歌詞を引用して理由を説明。その上で「だけど『この歌と一緒に歩いてきたんです』とか、『この曲が宝物なんです』とか『今、この曲が必要なんです』って言ってくださる方がいらっしゃる。能登の地震が起きて、大変なことがたくさん起きてる今だからこそ、やっぱりこの曲歌いたいなって思いました」と、改めて歌と向き合った思いを語った。
内村は感に堪えない表情で「いや、待ってる方たくさんいらっしゃると思います!」と力説。今井は「はい」とおだやかにほほ笑んだ後、「この歌が、どうか皆さんの心に届きますように」と告げ、同曲をフルコーラスで披露した。