女優の鈴木保奈美が７日、大阪市内で主演舞台「逃奔政走－噓つきは政治家のはじまり？－」（７月５～１６日、東京・三越劇場、２０、２１日、京都劇場）の取材会に出席した。

　コメディ作品初主演となる鈴木は、清廉潔白で正義感もありながら、しょうもない悪事に手を染めて追い込まれていく人気女性知事を演じる。脚本、演出はコメディ作家として注目を集め、鈴木が舞台出演を熱望し続けてきた、アガリスクエンターテイメントの冨坂友氏が務める。

　３月には実際の東京都議会を見学。小池百合子都知事の長時間の演説を目の当たりにし、「普段は細切れにした映像しか見ていないので、本当に働いてくださっているんだなぁ、と思いました」と、不思議な感動を覚えたという。「たたずまいであるとか、議会全体の雰囲気を味わえた。それはお芝居に反映できるかなと思います」と、参考にした部分を語った。

　鈴木は冨坂氏が手がけた、フジテレビの生放送ドラマ「生ドラ！東京は２４時」でも２０２２年１２月と今年３月に主演。その際に共演した、なにわ男子の藤原丈一郎について聞かれると、「本当に賢く、心のまっすぐな、素晴らしい青年で」と、べた褒め。「みんなに愛される人で、本当は今回も出て欲しかった。大好きです」と、褒め言葉が止まらなかった。