鈴木おさむ氏「そりゃ、起きるわ」 偽造マイナカードによるスマホ乗っ取り被害「カード作るの嫌だったんですよ」
3月末で放送作家業を引退した鈴木おさむ氏が9日、フジテレビ系「めざまし8」に出演。偽造マイナバーカードによる“スマホ乗っ取り”事件について私見を述べた。
番組では、偽造マイナンバーカードを使ってスマートフォンの機種変更された被害について取り上げた。大阪・八尾市の松田憲幸市議がVTRで出演し、無断でチャージされた電子マネーで17万円以上使用されたほか、ショッピングローンで225万円の高級時計「ロレックス」が購入されていたことなどの被害を告白した。
この日、コメンテーターとして番組に初出演した鈴木氏は「僕、マイナンバーカード作るの嫌だったんですよ」と切り出すと、「ただ、生活しててないといろんなところで不便になってきていて、そういう風にしてるじゃないですか」と必要にかられて渋々、マイナカードを作ったことを明かした。
それだけに「あんな個人情報が全部詰まってるものを作りたくないなと思ったんですけど、作らないとしょうがなくなって作ったら…。そこのセキュリティーが万全だからこんなに勧めてんじゃないの?というところでこういうことが起きるじゃないですか」と怒りをにじませた。
最初にマイナカードを手にしたときから違和感を感じていたといい、「まず僕、受け取りにいったときに。(カードに個人情報が)全部、書いてあると思ったんですよ」と話すと、MCの谷原章介も「しかも見えるように書いてあるじゃないですか?」と同調した。
鈴木氏は「見えるように書いてあって、何のためのICチップなのって。普通に(クレジット)カードみたいに表に出てなくていいじゃないですか。そんなことも考えなかったのかなって思って。そりゃ、起きるわって思ったんですよね。こっからどうやって、こんなこともっと出てくるじゃないですか。どうやって防いでいくのかって思いますけど」と不信感を募らせていた。
すると、西岡孝洋アナウンサーが気まずそうにしながら、「この流れの中でプレゼンしにくいんですけども…。『マイナンバーカードの安全性』というところ…」とボードに書かれた「マイナンバーカードの安全性」を指さすと、スタジオは笑いに包まれていた。