合計24回も大谷になりすまして銀行に電話 水原一平被告の銀行詐欺手口が裁判資料で明らかに

 米司法省は8日(日本時間9日)、銀行詐欺などの容疑で連邦地裁から訴追された米ドジャース大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告が罪を認めることに同意し、検察との司法取引が成立したことを発表した。14日にロサンゼルスの裁判所に出廷し、罪状認否を行う。

 裁判資料には水原被告の銀行詐欺の手口も詳細に記載。同被告が英語を話せない大谷の事実上のマネージャーで“門番”であったとし、大谷に代わって代理人や財務アドバイザーと定期的にやりとりしていたとした。

 2018年に大谷の銀行口座開設を手伝った同被告は21年9月頃から違法なスポーツ賭博を始め、借金を支払えなくなったため、銀行を欺くことを画策。口座開設時のパスワードを思い出し、銀行のウェブサイトのサインインに成功。銀行の行員が口座からの電信送金を確認する際に大谷ではなく同被告に電話するよう、登録されているメールアドレスと電話番号を変更した。

 その後、例えば22年2月に電信送金を拒否した銀行に対して、水原被告は大谷になりすまして電話したという。行員は登録されている電話番号に6桁のコードをテキストメッセージで送信したが、メッセージはすでに登録変更されたいた水原被告の電話に届き、電信送金が完了したという。

 水原被告は合計24回も大谷になりすまして銀行に電話し、21年11月から24年3月までに定期的に銀行のサイトを通じて口座にログイン。ギャンブルの借金の返済としてブックメーカーとその仲間に電信送金したとした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス