玉川徹氏 水原一平被告に出版の勧め「包み隠さず書きゃいいんじゃないですかね」 一茂は反論「大谷選手のことを考えれば…」
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が10日、コメンテーターを務める同局系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」に生出演。ドジャース・大谷翔平選手の元通訳で、大谷の大谷の口座から約1700万ドル(約26億4400万円)を盗んだとする銀行詐欺などの罪を認め、司法取引に応じた水原一平被告について、経緯をすべて書いた本を出版することを勧めた。
番組では、司法取引によって水原被告への量刑が禁錮6~7年になるという見方や、米大型プロダクションが水原被告による一連の事件をドラマ化する方向で動いていることなどを報道。玉川氏は「禁錮6~7年になるって、時間があるじゃないですか。ドラマ化されるっていう、それぐらいアメリカで興味があるってことだったら、今回の経緯を包み隠さず書きゃいいんじゃないですかね。本に。で、その印税を返す。例えば26億返せって言われたって、返せないでしょ。でもやっぱり大谷さんからすれば、少しでも返すそぶりは見せてほしいだろうし」と私見を述べた。
さらに「本になれば、そんなにで興味があるんだったら本になればそこそこ売れるだろうから。印税は全部大谷さんに払いますと」と提案。「もしかしたら翻訳されて日本でも発売になれば、日本でも売れるかもしれない。その印税も全部、大谷さんに払うぐらいのことをやっていいんじゃないですか?彼は」と訴えた。
一方、同じくコメンテーターでタレントの長嶋一茂は「気持ちはわかるけど、それになった場合って、大谷選手がどう思うのかな?って俺は思っちゃうんだよね」と主張。「ドラマ化するっていうのは、興味があることだから、大手の制作会社がやるんだろうけど、今の大谷選手の心境とか心中を考えると、このことって、忘れてるとは言わないけど、ほぼ忘れて野球に集中しているところに、ドラマ化するだの、本を出すだのって、大谷選手のことだけを考えたら僕は結構、疑問かな」と反論した。
玉川氏は「裁判になるんだったら裁判の過程で明らかになるんだけど、司法取引やっちゃったら裁判にならないんですよね。何があったか、水原さんが語らない限り明らかにならない」と、出版の意義を再度主張した。これにも一茂は「それはあるけども、そうでもして大谷選手が失った26億を返してほしいって言うのかなっていうのも、一方で俺もあると思うよ」と主張。さらに「(水原氏を)不問に付すぐらいの器量を持っている可能性が大谷選手にはあると思うんで」としつつ、「そのドラマができたからって、大谷選手がそのドラマ見ますか?家族で見ますかそのドラマ?ってところだと俺は思う」と、大谷と家族の心境も慮った。