松本幸四郎 劇場版・鬼平の魅力を熱弁「人間ドラマ」息子・染五郎は若い世代に映像美をアピール

 手を振る(左から)中島瑠菜、市川染五郎、松本幸四郎、中村ゆり(撮影・吉澤敬太)
観客に手を振る松本幸四郎=丸の内ピカデリー(撮影・吉澤敬太)
 笑顔で話す松本幸四郎(左)と中村ゆり(撮影・吉澤敬太)
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 歌舞伎俳優の松本幸四郎(51)が10日、主演を務める人気時代劇シリーズの劇場版「鬼平犯科帳 血闘」の公開記念舞台あいさつに息子の市川染五郎(19)ら共演者と登場した。

 公開初日を迎えた幸四郎は、作品の魅力について「人と人とのつながり、出会いによって起こることが描かれた人間ドラマ。1人でも多くの人に見てほしい」と熱く語った。迫力のある殺陣も作品の見どころで「一手一手に意味があり、会話をしているような感じだった。絶対に一歩も引かない、前へ進んで行くんだという平蔵の気持ちを刀に込めて殺陣をしようと思った」と振り返った。

 また染五郎は「新しさとともに、正統派の時代劇だなとも感じつつ。個人的には照明がすごくすてきで、照明や映像の美しさは、若い人が見ても新鮮に映るのではないか」と同世代に向け時代劇をアピールした。

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