乃木坂・山下美月が涙の卒コン「悔いはない。生まれ変わっても絶対にアイドル」東京D2日間10万人動員

 乃木坂46の山下美月(24)が12日、東京ドームで卒業コンサートを開催した。同グループでメンバー個人に焦点を当てた“卒コン”は23年5月の齋藤飛鳥以来となった。

 11日との2日間で計64曲を披露し、約10万人を動員。2016年に3期生として加入してから約8年間となったアイドル活動のラストを飾った。

 同期への愛情で涙があふれた。山下は「(3期生)12人で入ってきた。こんなに大切な存在が自分にもできるんだと。乃木坂の3期生だったからここまで続けてこられた。一生で一番の出会いがここであった」と感謝を伝えた。

 卒コンは山下が考案のセットリストで、両日ともに異なった内容。1日目は「楽しく」、2日目は「卒コンらしく」をテーマとし、特に2日目は「1曲1曲、最後なんだなとカウントダウンしていっている」としみじみ。人気曲の「おいでシャンプー」、自身が初センターを務めた「僕は僕を好きになる」や、アンコールでは自身が作詞した「夏桜」などを熱唱した。

 18年の20枚目シングル「シンクロニシティ」で初選抜入りし、シングルでのセンターは最後の活動となる35枚目「チャンスは平等」を含めて3度経験してきた。それでも「乃木坂46の自分はまん中に立つよりメンバーを支えたい」と、グループの人気メンバーとなっても謙虚な気持ちは最後まで変わらなかった。

 一方で個人では、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」に出演するなど女優として活動の幅を広げた。卒業後は少しの休養後、再始動する。11月には卒業後初となる映画「六人の嘘つきな大学生」への出演も決まっている。「アイドルとして全力を出し切ったし、悔いはない。生まれ変わっても絶対にアイドルになりたいです。皆さんが私のことをアイドルにしてくれた。来世も私のことをアイドルにしてください」と涙。最後はゴンドラに乗って「月へ帰る」演出で「(今後も)安心して応援していただく場を作りたい。ずっと見守ってくださったらうれしいです」卒業後の再会を誓った。

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