菊間千乃弁護士「つばさの党」の主張に一定の理解も 玉川徹氏は「嫌悪感抱いている人多い」

 元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏が14日、コメンテーターを務めるテレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」に生出演。政治団体「つばさの党」が、4月28日投開票の衆院東京15区補欠選挙で別陣営の街頭演説を妨害したとして、13日に公選法違反(自由妨害)の疑いで警視庁捜査2課から事務所などの家宅捜索を受けた問題に言及した。

 菊間弁護士は「今、この段階で家宅捜索するのは何だろう…っていう気は、確かにつばさの党のおっしゃる気持ちも分からなくはないなと思った」と、同党の主張に一定の理解を示した。その上で「意図的に妨害しようとして、相手の党のルートをチェックして、誰がどこで妨害しようとかそういうものがもし書類として残っていたならば、そこは公職選挙法になるので、そういう意味で家宅捜索したって部分もあるのかなとは思いました」と推察した。

 同党の黒川敦彦代表が「表現の自由」を訴えて妨害を否定していることには、「表現の自由っていうところで言うと、横で自分たちが演説をすることで相手の演説がかぶせて聞こえなくなってしまうっていうと、『表現の自由』っていう話になるのかなとも思いますけれども」と、こちらにも一部で理解を示すコメント。一方で「演説しているところで質問をするっていうと、質問するのは本来国民がやることであって、候補者は自分たちの主張をそれぞれ国民に対して届ける。国民がそれを聞く権利があるし、今回のことによって結果的に皆さん、自分たちの政策とかを国民に対して話す機会を奪ったっていうところは事実としてあるのかなという気はするので、そこを『表現の自由』と言えるのかというのは、微妙だなとは思いました」と私見を語った。

 また、元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「『表現の自由』っていう風に主張しながら、結果的に政界の動きは、その自由を法律で制限する方向に向かっているわけですよね、そういう風な結果になっていることをどういう風に考えているのか」とコメント。その上で「そもそも、いったい何を求めているのかが分からないんですよ。仮に法律に違反してなかったとしても、今回の選挙活動に対して多くの良識ある有権者は眉をひそめて、ある種の嫌悪感を抱いている人も多いと思います。そういう風な行動を行って、それで大衆の支持が得られると思うんですかね」と、黒川氏の行動に疑問を呈した。

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