性被害訴えた元ジャニーズ・橋田康氏 補償対応に失望感語る ジャニーズは「日本で最高の芸能事務所」とも発言
旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長による性被害を訴えている、元ジャニーズJr.の橋田康氏が14日、日本テレビ系情報番組「news every.」に生出演。事務所側による補償体制などについて語った。
番組では、「SMILE-UP.」の山田将之CCOが、性加害の被害者への補償について数カ月以内に、一通りの支払いを終えると回答したインタビューを放送。これを受けて橋田氏は「率直に、本当に終わるのかっていう部分と、取り残されてる人たちがいっぱい生まれちゃうんじゃないかっていう不安があったんですけど、清算した後も被害を訴える人がアクセスできるようにしたいっていう意向を持ってくださってることはすごく安心につながりました。その気持ちのまま続けてくださったらうれしいなと思ってますね」と語った。
一方で、被害を受けたとされる人物に誹謗中傷が押し寄せているという現状を問われ、「実際に僕の元には、自分の中ではかなりきつい言葉が投げられている状態」と明かしつつ、「SMILE-UP.さんに、しっかりこう誹謗中傷を止める被害者を守るっていう形をとってほしかったなっていうのはすごく心から思ってます」と、新社の対応について失望感も漂わせた。
橋田氏は昨年末、SMILE-UP.の役員らに誹謗中傷対策を求めていたことも告白。「その時本当に前向きに検討していただいて、耳をすごくしっかり傾けていただいて聞いてくださったんですけど。今こうしてみると、やっぱり行動が何か形にして残っているわけでもないですし、誹謗中傷を止める形の行動が僕の目から見えていないので、引き続き何か行動を取ってくださるのであれば一刻も早く取ってほしいなって思ってますね」と訴えた。
その上で橋田氏は「本当に日本一の芸能プロダクションだと思ってますし、今でもジャニーズ事務所は日本で最高の芸能事務所だと思ってます」とも主張。「やっぱりかっこよくいてほしいなって思いますので、今、本当に加害者がいない状態でも、責任を果たさなきゃいけない人たちはしっかりいて、そこに対してしっかりこう向き合ってほしいなって思います」と言葉に力を込めた。