松本潤 5・30独立 二宮和也に続き嵐2人目 嵐として活動継続、個人事務所立ち上げか
5人組グループ・嵐の松本潤(40)が16日、5月30日をもって、所属するSTARTO ENTERTAINMENT社から独立すると発表した。同社とエージェント契約を結ぶ「嵐」としての活動は継続する。同社の公式サイトなどで松本は「私自身の未来を形作るためには必要な一歩だと感じています」と決意を語った。嵐の中では、昨年10月に独立した二宮和也(40)に続いて2人目の独立となった。
覚悟を胸に、新たな一歩を刻む。松本はファンへの感謝の言葉に続けて「このたび、2024年5月30日をもちまして、個人としては独立することを決意いたしました」と独立を報告。10代から身を置いてきた事務所からの退所に「正直なところ不安も大きいのですが、私自身の未来を形作るためには必要な一歩だと感じています」と心境を語った。
決断の具体的な決め手は言及されていないが、関係者によると、故ジャニー喜多川氏による一連の性加害問題など社名変更やタレントを取り巻く環境の変化を受け、松本も今後のキャリアなどについて熟考。厳しい環境でのチャレンジへの意欲も徐々に大きくなり、独立の道を選んだという。今後の所属先については昨年独立した二宮と同じく、個人事務所を立ち上げるとみられる。
一方で、嵐としての活動は続いていく。松本はグループとしてはSTARTO社との関係が続くことに触れ「変わらぬご支援をお願いしたいと思います」とコメント。同社の福田CEOも「松本さんの選択を心から尊重します。そして今後のますますのご活躍を願っております」と背中を押し「嵐としての活動は引き続きサポートさせていただきたい」と述べた。
SUPER EIGHT・大倉忠義(39)とともにSTARTO社初のコンサート「WE ARE!」で演出を担当するなど、クリエーターとしての一面も持つ松本。6月からは、個人的な親交があり、演出家として影響を受けている野田秀樹氏が主宰するNODA・MAPの最新作「正三角関係」(7月11日から)の稽古も始まる。「新しい自分を見つけるために、これまで以上の努力を惜しまず取り組んでいきたい」と意欲を見せた。
「独立という新しい挑戦は、決して平たんな道ではありませんが、そこには新たな創造と夢の実現を目指すチャンスが広がっています」と松本。「さまざまな表現を探求していきたい」という目標に向け、大きな一歩を踏み出す。
◆嵐は19年1月27日に、20年末をもって活動休止することを発表。同年12月31日の生配信ライブをもってグループ活動を休止し、リーダーの大野智は芸能活動も休止した。
残る4人はそれぞれに活動を続けてきたが、旧ジャニーズ事務所の創業者による性加害問題を受け、23年10月に二宮和也が独立を発表。二宮はグループでの活動には変わらず参加できる形で「嵐」は存続していたが、旧事務所の流れをくむSTARTO ENTERTAINMENT社が本格始動した今年4月10日にはメンバー5人での新会社設立を発表した。
弁護士の四宮隆史氏が代表取締役を務める新会社名は「株式会社嵐」。STARTO社とはグループエージェント契約となるなど、環境が変化したことで、デビュー25周年での再始動への期待が高まっている。