とんねるずの木梨憲武が１７日、ＮＨＫ「あさイチ」に生出演。ＭＣを務めるお笑いコンビの博多華丸・大吉にサプライズを仕掛けて、２人を大慌てさせた。

　プレミアムトークにゲストで登場した木梨は、所ジョージと一緒に行っている音楽活動について語った。昨年だけで５０曲以上をプロデュースしたことに話が及ぶと、華大の２人にも曲をプレゼントしたことが紹介された。

　大吉は「ラジオで憲武さんが遊びに来てくれたときに、その場で所さんに電話して、『華丸大吉の曲、あしたまでに』みたいなノリでおっしゃって…」と曲誕生のきっかけを明かした。木梨が最初、嫌がってたと指摘すると、大吉は「ていうか、恐れ多い。『もう、ちょっとやめてください』って言ったら。所さんから『できたよ』って連絡が来て。てっきり、♪明太子は赤いね～、とか、そういう（コミカルな）曲かと思ったら、ガッチリしたのが来て…」と本格的な楽曲に驚いたことを明かした。

　木梨が「この２人は本格的な、おもしろ漫才からスタートして…」と紹介し、華大にプレゼントした楽曲「まんざい師」のイントロが流れた。

　木梨は「１回だけ。ラジオ終わって、あんまり分かんないのに、スタジオに来て歌ってくれたの。２人から『納得いかないから、ちゃんと練習できたから』って。言ってたじゃん。『もう一回スタジオ行ってちゃんとレコーディングしたい』って。もう、じゃあ、この曲、メロディーライン覚えて、詞の内容もちゃんと伝わって表現できるようになったってことですね？」といきなり詰めてきた。

　不穏な空気を察知しつつも、「自分は大丈夫です」「ハイ…、自分も大丈夫です」と華大の２人は首を縦に振った。

　すると木梨は「それを今、聞いたんで。レコーディングスタジオ行く前に、この生放送で。キーボードの大平ちゃんっていうミュージシャン呼んでるんで、ここで２人に歌ってもらいます」とサプライズをぶっ込んだ。

　華丸が「ちょっと待ってください。うそでしょ！？」と戸惑えば、大吉も「何ですかこれ。いや、僕たちへのサプライズはダメだって！」と声を張り上げた。

　それでもキーボーディストの大平勉氏が登場し、マイクを渡されると、後には引けない状況に。２人で生歌唱し、最後は木梨も加わって歌い上げた。

　ＭＣの鈴木奈穂子アナウンサーが「サプライズだけど、上手でした！」と話すと、木梨は「お二方が入ってくる時間より前に来て、これ俺が歌って練習してたんですよ」と舞台裏を明かして、華大を恐縮させていた。