Ｘ　ＪＡＰＡＮのＹＯＳＨＩＫＩが１７日、都内で、記者会見を開いた。先月２６日に過労で倒れ、都内の病院へ入院しており、復帰後初の公の場となった。体調を崩した経緯を明かし、現在の体調を「自力では眠ることができなくなってしまった」と衝撃発言をした。

　仕事復帰から１週間たっているが、ＹＯＳＨＩＫＩは「まだちょっと体調が完全ではなくて」と本音を吐露。４月に米ドジャースタジアムで米国歌をピアノ演奏したが、昨年から続く過密スケジュールの疲労でその近辺に体調を崩した。医師から過労に伴う全身倦怠感と睡眠障害に加え、栄養失調と診断された。

　入院中のエピソードを「ピアノを弾いてないと落ち着かないので、病院にピアノを入れたいと相談したけど『入院している意味がなくなる』と言われた。３時間おきに看護師さんがくるから、内鍵かけられないかなって」と明かして苦笑い。引き続き療養が必要だが、「芸術活動から離れるとストレス」として、今後はスケジュールに余裕を持って仕事を進める。

　満身創痍の中、８月に１０公演のディナーショーを開催することを発表。療養および楽曲制作に専念するため、今回のディナーショーが今年における最初で最後の単独公演となり、「倒れないようにすてきなショーをできるようにペース配分を考えて迎えればなと思います。ファンの皆さんとお会いできるのを期待しています」と笑顔を見せた。

　ディナーショーは、２０１４年のスタートから８回開催。近距離からＹＯＳＨＩＫＩのピアノやドラム演奏を聴き、触れあえることが見どころだが、今年は史上最高額となる１席３０万円のＶＩＰ席が用意される。ステージ前方のテーブル確保や写真撮影などの特典がつく予定で「ファンの皆さんと近距離で会えるのが楽しみです」とコメントした。