泉房穂氏「1期目の途中で投げ出すこと疑問」都知事選出馬表明の石丸安芸高田市長に苦言「地方のための立候補は違う」
元兵庫県明石市長の泉房穂氏が20日、7月に東京都知事選への立候補を表明した広島県安芸高田市長の石丸伸二氏について、X(旧ツイッター)で「1期目の途中で投げ出すことも疑問だ」と批判した。
石丸市長は20日の定例会見で「全国の自治体のほとんどが同じ状況に陥っている、それを突破できる分岐点があるとするならば東京都・日本の首都だと考えた」と立候補する思いを言葉にした。
泉氏は記事を引用しながら「東京都知事は、都民と東京のためにベストを尽くす立場であって、地方のための立候補は違うと思う。明石市長として3期12年間、明石市民と明石のために全身全霊を捧げてきた者としては、1期目の途中で投げ出すことも疑問だ。安芸高田市の市民は納得しているのだろうか・・・」とつぶやいた。
さらに「市議から県議へ、県議から国政へと、一期目の任期途中で挑戦する事をどう考えるのかお聞きしたい」と質問されると「議員は合議体のメンバーの1人ですが、首長は任期中、1人でその自治体と市民に責任を負う立場です。議員の転身はイエスですが、首長の投げ出しはノーというのが、私のスタンスです」とつぶやいた。
石丸氏は、8月に市長の任期満了を迎えるが、6月20日が都知事選告示日となっており、途中退任する予定となっている。