落合博満氏と中畑清氏の意見真っ向対立に、膳場アナ「えっ違うんですか?」 中畑氏は自虐「勝つ監督と勝てない監督の違いか」

 フリーアナウンサーの膳場貴子が19日、MCを務めるTBS系「サンデーモーニング」に出演。元中日監督の落合博満氏と元DeNA監督の中畑清氏との意見の食い違いに、「えっ、違うんですか?」と思わず聞き返えす一幕があった。

 番組のスポーツコーナーでは落合、中畑両氏が揃って登場。今季最速で自力優勝の可能性が消滅した西武について取り上げた。

 膳場アナが「西武が自力優勝消滅。何が起きてるんでしょうか、中畑さん?」と問いかけた。

 すると中畑氏は「ちょっと重いね、雰囲気が。ちょっと喝入れてやってくれる。特に監督。私も同じ経験してるんですよ。とにかく弱いチームでしたから。この時期にね、自力優勝がなくなるという状況を生んでしまっている責任っていうのは重いですよ。何にもしないで、選手任せの状況がみえるんですよ。こう言うときこそベンチが何か動いてやる。選手とともにやって『いくぞ!』。そういう空気をつくるいくっていうのは大切なこと」と一気にまくし立てると、「力説してるけど、オチ合ってるかい?」と隣で静かに耳を傾けている落合氏に問いかけた。

 落合氏は落ち着いた口調で「いやー、負けてるから動かなきゃいけないというのはオレはどうかと思う」と中畑氏の意見に真っ向から反論。膳場アナが「えっ、違うんですか?」と思わず聞き返した。

 落合氏は「状態を見ながらいい選手を休ますことなく、どんどん使っていくこと。打線を組み替えることで、休ませることで悪循環につながることがある。前後の打者が入れ替わることで配球も役割も変わってくる」と説明。「ベンチワークとして、ここは送りバントなのかエンドランなのか。ピッチャーはどうやって代えていくのかということは神経使わなきゃいけないけども、やるのは選手ですからね」とキッパリ。

 中畑氏が「と、言ったら終わりでしょ?」と口を挟んだものの、落合氏は「監督は采配するだけであって、グラウンドに出て野球するのは選手なんで」と重ねて指摘すると、中畑氏は「勝つ監督と勝てない監督の違いかな…」と自虐的にぼやいた。

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