中尾彬さんが死去 81歳 独特のスカーフ「ねじねじ」スタイル 池波志乃とのおしどり夫婦で知られる

 俳優の中尾彬(なかお・あきら)さんが心不全のため16日に死去していたことが22日、分かった。81歳。千葉県出身。妻は女優・池波志乃。葬儀は近親者によってすでに済ませたという。

 中尾さんは武蔵野美術大在学中の1962年に日活ニューフェイス第5期に合格。63年に絵画のためパリへ留学後、劇団「民芸」に入団し、翌年に日活映画「月曜日のユカ」でデビューした。70年にフリーとなり、75年に本陣殺人事件で金田一耕助を演じ、ドラマ「暴れん坊将軍」では初代徳川宗春役を務めて人気を博した。ほかにも「ゴジラ」や「極道の妻たち」などの人気シリーズなどに出演し、近年も「翔んで埼玉」に出演していた。

 その後はバラエティー番組に出演するなど活動の場を広げ、スカーフをぐるぐると巻いた「ねじねじ」をトレードマークとした独創的なファッションも話題となった。

 また78年から絵画創作も再開して、93年にはフランスの絵画展「ル・サロン」でグランプリを受賞した。

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