松平健 追悼サンバ 真島茂樹さん出演予定だった京都でコンサート「歌って、踊って続けて参りたい」
俳優の松平健(70)が25日、京都府内でコンサートを行い、22日に虚血性心不全で亡くなり、この日の公演に出演予定だった振付師の真島茂樹さんへの思いを語った。
コンサート冒頭、「すでにご存じかとは思いますが」と、自ら真島さんについて切り出した松平。「きょうも出演するはずだった、我が長き友、マジこと真島茂樹さんがつい先日、天国に召されまして、悲しい中ですけど」と、話したところで、言葉に詰まり、会場には沈黙が流れた。
少し時間をおき、気を取り直すと「つらいですけど、お越しいただいた皆さまに楽しんでいただくことが、きっと彼が望んでいることだと思う」と、前を向き、「マジと2人で作り、そして育ててきたマツケンサンバシリーズを、歌って、踊って続けて参りたいと思います」と、強い決意を口にした。
終盤の「マツケンサンバ2」では、定番のゴールドに輝く衣装に身を包み、腰元ダンサーズとともに登場し、華麗なステップとしなやかな腕の動きで、真島さんの振り付けたダンスを披露。天国の真島さんにささげるように、アンコールでも再び同曲を歌い上げた。
会場には公演のポスターとともに、真島さんの訃報を伝える張り紙が貼られ、訪れたファンからは驚きと悲しみの声ももれていた。