韓国の男性１３人組グループ・ＳＥＶＥＮＴＥＥＮが２６日、神奈川・日産スタジアムで、日韓の超大型スタジアム４カ所を回るスタジアムツアーの最終公演を行った。ツアー全体で３８万人を動員。日本では、今月１８～１９日に大阪・ヤンマースタジアム長居、２５～２６日に日産スタジアムで公演を行い、日本で初のスタジアムツアーを完走した。

　９周年のデビュー日に夢の舞台へ立った。プラチナチケットを手に入れた７・２万人のＣＡＲＡＴ（ファンの呼称）の大歓声に迎えられ、ステージへ降臨。一曲目からダンスチューン「Ｓｕｐｅｒ」を選び、大所帯ならではの一糸乱れぬ“集団ダンス”を攻撃的に繰り出した。ＣＡＲＡＴも負けじとかけ声で応戦し、スタジアムが揺れた。

　同所で公演したＫ－ＰＯＰボーイグループとしては、東方神起に次いで二組目の快挙。ＨＯＳＨＩ（２７）は「皆さん！やっとＳＥＶＥＮＴＥＥＮが日産スタジアムに来ました！」と満面の笑みを見せ、９周年の記念日が重なる公演で「大きなステージでこの日をＣＡＲＡＴと過ごせてうれしいです！信じられない！」と喜びを爆発させた。

　ＳＥＶＥＮＴＥＥＮはＶＯＣＡＬ、ＨＩＰＨＯＰ、ＰＥＲＦＯＲＭＡＮＣＥの三つのユニットで構成され、楽曲制作から振付に至るまでメンバー自らが携わっていることが特徴。この日も各ユニットの見せ場を作り、「ＨＯＴ」「Ｌｅｆｔ＆Ｒｉｇｈｔ」など全２８曲、３時間５０分に及ぶ夢のステージを繰り広げた。

　アンコール前には、ファンから“９歳”を祝福する誕生日ソングがサプライズで贈られた。グループカラーのローズクオーツとセレニティで染まる会場に「ここから見るＣＡＲＡＴの皆さんは宇宙のようです」とうっとり。ＭＩＮＧＹＵ（２７）は「ＳＥＶＥＮＴＥＥＮは今からがスタートだと思います。一緒にいてください」と呼びかけた。壮大な景色とファンからの愛を胸に、さらなる飛躍を見せていく。