木村拓哉 2年7カ月ぶり自身3枚目のアルバムをリリース 豪華アーティスト集結 さんま作詞曲も収録 

 俳優で歌手の木村拓哉(51)が、2年7カ月ぶりとなる自身3枚目のオリジナルアルバム「SEE YOU THERE」を8月14日にリリースすることが27日、わかった。楽曲提供に吉田拓郎(78)、竹内まりや(69)、KinKi Kidsの堂本剛(45)ら豪華アーティストが名を連ねた今作。「あの場所で会おう」というタイトル通り、木村のファンへの熱い思いが込められた作品となった。

 前作「Next Destination」後、「すぐに次の作品を届けたい」と間を置かずに制作がスタートした今作。制作に2年以上をかけたアルバムの発表に、木村は「ようやく形になりました」と一息ついた。

 「自分を支えてくれている人と何か一緒にできないか」という木村の思いの元、豪華アーティストが集結した。

 近年、テレビ番組で共演するなどの縁もあり、吉田には木村自ら楽曲提供を依頼。吉田のツアーメンバーも加わったアレンジで、吉田の世界観を木村が表現した。

 竹内、剛に加え、久保田利伸、AI、SUPER BEAVERの柳沢亮太、Uruも名を連ね、木村は「楽曲提供して頂いた方々のフィルターを通すと自分はどのように写っているのか?それを受け取った時に自分はどのように表現するべきか、自問自答しながら表現してみました」と、制作時の思いを語った。

 さらに1月のフジテレビ系「さんタク」内で披露された、明石家さんま作詞の新曲「メニュー」も収録。さんまには前作アルバム収録曲でも作詞を担当してもらい、今回は大人の恋愛をイメージしたバラードが完成した。23年の同番組内の会話がきっかけで実現したコラボに、木村は「有言実行していただきました(笑)」と、感謝。さんまも「これで作詞は最後にさせてください!」としつつ、「…次はフォークソングを書かせてください」と、次回作にも意欲を見せた。

 前作リリース時はコロナ禍の真っただ中で、コンサートでの観客はマスク着用、声出しNGを強いられた。苦難を乗り越えた今作のタイトル「SEE YOU THERE」には、「自分を支えてくれている」ファンを第一に、ファンと共にあろうとする木村の決心が表れている。熱い思いを込め「皆さんと共にアルバムを形作っていきたいと考えています!ぜひ、共に進んでいきましょう!」と強く呼びかけた。

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