「虎に翼」敢えてアップで映したアドラー本 今後の寅子の伏線か?ネットも注目【ネタバレ】

 28日に放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」では、岡山から戻った寅子(伊藤沙莉)の弟・直明(三山凌輝)が、家族に隠れて読書。その本が心理学者・アドラーの「問題児の心理」だったことから、ネットでは今後の寅子の生き方への伏線ではないか?との予想も上がっている。

 この日の「虎に翼」では、帝大受験を諦めた直明が、寅子とともにマッチの箱詰めの仕事に精を出す。ラジオからは帝大受験が再開されたことを伝えるニュースが流れ、寅子は複雑な思いを抱える。

 そんな直明は、家族が寝た夜に、土間でこっそり本を読んでいた。たまたま起きた寅子がそれに気づき、何の本を読んでいるのか?と聞くと、それがアドラーの「問題児の心理」だった。

 直明は、本は全部売ってしまったものの、この本だけは手放せず。何度も読んだため、ほぼ覚えてしまったというが「活字を読むと落ち着くから」と笑ってみせる。そんな弟に、寅子は学ぶ喜びをもう一度味わって欲しいと、しまい込んでいた法律の本を直明に渡す…。

 アルフレッド・アドラーはオーストリア出身の精神科医、心理学者で、児童相談所を設置するなど、子どもたちの環境整備にも尽力した。一方の寅子のモデルとなった三淵嘉子氏も1949年にアメリカで家庭裁判所を視察し、日本での家庭裁判所創設にも深く関わっていく。

 平等を訴え、弱い人たちを救いたいと願っていた寅子にとって、弟がアドラーを読み込んでいたことは、今後の裁判官生活に大きな影響を与えた可能性は高い。ドラマ内でもあえて表紙をアップで映したことも意味深い。

 ネットでも「直明くんんが一冊だけ、どうしても売れなかった本が、アドラーの心理学か!なかなか意味深いですね、後の寅子につながるような…」「アドラーの本だったのか!直明はこの本にどんな思い入れがあるんやろうか…」「アドラーの『問題児の心理』がちょっと気になる」「アドラーの児童心理学、彼は精神科医になったりする?って思ったけど、寅子が家庭裁判所にいく布石か」などと想像する声が上がっていた。

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