市川團十郎 道頓堀で船上から「にらみ」披露 川沿い埋めた観衆「成田屋!」の声
6枚
歌舞伎俳優の市川團十郎(46)が30日、10月10日から大阪松竹座で行われる、十三代目市川團十郎白猿襲名披露「十月歌舞伎」の成功を祈願し、大阪・道頓堀で船上から「にらみ」を披露した。
道頓堀・戎橋の真下、津軽三味線や和太鼓の生演奏が響く中、船上に設置された真っ赤な特設舞台に團十郎が登場。見ると無病息災で過ごせるとされる「にらみ」を披露すると、道頓堀の川沿いを埋めた観衆から「成田屋!」の声がかかった。
口上では約280年前、2代目市川團十郎が「雷神不動北山櫻」を大阪で披露し「大当たりした」ことに触れ、成田屋との縁を強調。夜の部で実現する長男・新之助と初の親子「連獅子」に関しても「東京でもたびたびお話はあったんですが、何回もお断りして、必ず大阪でご覧いただきたいと思っていた」と、こだわりを明かした。