俳優の岡部たかしが５月３１日、ＮＨＫ「あさイチ」のプレミアムトークに出演。「最近までやっていた」バイト生活について明かした。

　連続テレビ小説「虎に翼」でヒロイン・寅子（伊藤沙莉）の父・直言を演じるなど現在、ブレーク中の岡部。しかし、２４歳で演劇の世界に飛び込んでから、長い下積み生活を送っていた。

　役者としてなかなか芽が出ず、過去にはお笑いの舞台に立っていたこともこの日紹介された。ＭＣの博多華丸・大吉の博多大吉が「なかなか食うには厳しかったと？バイト生活も長かったと？」と水を向けると、岡部は「最近までやっていたぐらいだから、長かったですね」と明かした。

　ここで鈴木奈穂子アナウンサーが「２０年来、俳優仲間である鈴木浩介さんに当時の様子に伺っております。『岡部さんのためなら』と忙しい中、取材に駆けつけてくださった」と紹介。ＶＴＲで登場した俳優・鈴木浩介は「はあ～、岡ちゃん（岡部）がプレミアムトーク…。ヤバいな緊張してきたな。自分たちが、周りの人たちがプレミアムトークとかに出るとか現実に思ってないので…」としみじみ語り、自分のことのように喜んだ。

　さらに鈴木は岡部について「出会ってからの、ずーっと岡ちゃんが苦しんでる姿とか…。ずーっとバイトしてましたからね。デリバリーのバイトもやってて、頼んだら岡ちゃん来るんじゃないかってぐらい、岡ちゃんやってて」と若い頃は仕事に恵まれずバイトに明け暮れていたと証言した。

　大吉から「本人の中では辛いことも、もちろんあったでしょ？」と尋ねると、「でも周りも、バイトやりながら演劇やってる人が多かったんですよ。周りにいっぱいいたんで、あんまり苦労とは思ってないですね。それが当たり前だし、ずっとそうしていくんやろなって思ってました」と振り返っていた。