女優の池上季実子（６５）が８日、大阪市内で出演した映画「風の奏の君へ」の公開記念舞台あいさつに、主演の松下奈緒（３９）とともに登場した。

　作家のあさのあつこ氏の小説「透き通った風が吹いて」を原案とし、岡山県美作地域を舞台に描かれたラブスストーリー。松下演じるヒロインの元恋人・真中淳也役のｆｌｕｍｐｏｏｌ・山村隆太と、その弟・真中渓哉役の杉野遥亮の微妙な関係性を描く。

　山村と杉野の祖母役で出演した池上は、特に杉野の魅力にメロメロの様子で、「かわいいんだぁ」と、熱弁。完成した作品を見ていても「かわいくて、（杉野の）シーンになるといちいち、『かわいい』、『そうだよね、そうだよね渓哉』って言って。完全におばあちゃんの気持ちになってました」と、かなり感情移入していたという。この日は会場に来られなかった山村、杉野の２人からビデオメッセージも寄せられ、スクリーンの中の孫達を慈しむ目で見つめていた。