タレントの笑福亭鶴瓶（７２）が１０日、都内で行われたアニメ映画「怪盗グルーのミニオン超変身」の日本語吹替版キャスト報告会に、共演の歌舞伎俳優・片岡愛之助らと出席した。

　２０１０年公開の「怪盗グルーの月泥棒」から続く「怪盗グルー」シリーズ最新作。続投ながら主人公のグルーを演じるのは実に７年ぶりとなった鶴瓶は「久しぶりでうれしいけど、最初の方は忘れてた」と苦笑した。

　今作ではグルーの部下である「ミニオン」が「メガミニオン」に“超変身”することにちなみ、一つだけ秀でた能力を持つとしたら何が欲しいか問われた鶴瓶は「早歩きができるようになりたい」と回答。

　そう思うように至った経緯について「こないだも俺、歩くの早いと思ったんですけど、俺よりも年いったおっさんに抜かされて」とぽつり。片岡から「そのおっさんて誰なんですか？」と問われると「知らないおじいさんや」といい、「知らない人に抜かされてみ？『なんやあいつ』ってなる。抜かし返そうとすんねんけど、ものすごい早いんやあの人。誰か分からへんよ」と笑いつつ説明した。

　また、最後には「（昔は）普通に自然に歩くのが速くて、『あんた速すぎるわ』って言われてたのに」と肩を落としていた。