市川團十郎 十三役演じ分けと早替りの舞台裏は「F1のピットイン」プロに徹する裏方に感謝

 歌舞伎俳優の市川團十郎(46)が11日、都内で歌舞伎座「七月大歌舞伎」(1日初日)の昼の部で上演される「星合世十三團(ほしあわせじゅうさんだん)」の取材会に登場した。

 古典歌舞伎の名作「義経千本桜」のドラマ性に焦点をあてながら、多くの演出を取り入れる壮大な物語。海老蔵時代の19年以来の再演で、團十郎は主要な13役を演じる。会見の壇上にも並んだ衣装への鮮やかな早替りも見どころだが、團十郎は裏方のすごさを強調し「そんなに豪華なものではないが、イメージとしては裏はF1のピットイン。(舞台裏に)入った瞬間に『5秒で!6秒で!』と、徹底して裏方さんが一生懸命気合を入れてやっている。裏方さんがプロフェッショナルだからこそ、歌舞伎はできる」と話した。

 初演時には急性咽頭炎で一時休演。日頃から健康管理への意識は高いという團十郎だが、代役のきかない演目だけに「早く寝る、これにつきます」と体調管理の秘けつを語った。

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