桂文枝 18年ぶり鈴本演芸場に出演 前回は歯が折れた思い出も

 落語協会百年特別興行に出演する桂文枝(右)と林正蔵
 落語記念百年興行に出演する桂文枝(右)と林家正蔵
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 落語家・桂文枝(80)が11日、東京・鈴本演芸場で同日から開催される「鈴本演芸場6月中席 落語協会百年興行会見」(20日まで)に、落語家・林家正蔵(61)とともに出席した。

 協会誕生から百年を迎えたことを記念して招かれた文枝は、鈴本演芸場での出演は18年ぶり。当時を振り返り、高座と並行して、当時放送していた日本テレビ系社交ダンス番組「シャル・ウィ・ダンス?」に出演した思い出がよみがえったという。

 当時、練習中にダンス講師の腕が自身の歯にあたり歯が折れ、東京の歯医者で治療したと告白。「(ダンスは)準決勝で負けて、次の日、敗者復活戦がありまして、(寄席に)行く前に、歯医者に行かないといけなかった、そういう思い出があります」と、「敗者」と「歯医者」をかけて笑いを誘った。

 来月16日に81歳となるが、ライフワークである新作落語への情熱は衰え知らず。「320作までできたので、500作を目指したい」と宣言した。今回の出演に向けては「今までの人生の中で一番、稽古をしているんじゃないかと。『赤とんぼ』というネタはずっと歌を覚えないといけないし、いろいろ言わないといけないのを、風呂場の中でネタを作っています。今までそんなことしたことない。覚えられないので」と意気込みを語った。

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