三浦瑠麗氏 娘が公立中学に入学「うちは公立一本」も「思ったより教育が良かった」
国際政治学者の三浦瑠麗氏が11日、TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」で、作家の乙武洋匡氏と対談。一人娘が公立中学に入学し「思ったよりすごい教育が良かった」との思いを語った。
話題が公教育に及び、教員経験もある乙武氏は「公がついていることから、全ての子を包摂しないといけないが、組織に馴染む子しかカバーできていない」と述べ、数十万人とも言われる不登校児について「N校さんよろしくね、になっていて、公教育は何もできていない、それで公教育になってるんですか?って」との思いを述べた。
すると三浦氏は「娘がたまたま今年、中学にあがって。うちは公立一本なんだけど」と、長女が公立中学に進学したと明かし「思ったよりすごい教育が良かった」との感想を語った。
「全部ではないが、私が小さい頃ってこんな歴史教育してくれたっけ?って。先生が頑張って考えて、暗記だけじゃない、物事の成り立ちから教えようとしてるんだなっていうのは、普通の公立だけど思ったのね」との印象も吐露。「東京都が理想としている教育のあり方、○×の知識ではなく、構造を理解しているから答えられるって話」とも述べた。
ただ「今の子どものライフスタイル、時間の過ごし方はこれでいいのかな?って思った」ともいい「学校の予習復習さえできていれば大丈夫と親御さんが思えるような教育を提供できてるかとは、ちょっと思った」ともコメント。「公立の教育が質が高いのは、本当は理想だよね」とも語った。
これに乙武氏は「経済格差が学力格差に結びついてしまい、その結果、親の経済力が子の将来の経済力に直結しちゃうのを、公教育がリセットする立場じゃないといけない」と訴えていた。