４月の衆院東京１５区補選に出馬し、落選した乙武洋匡氏が１１日、ＴＯＫＹＯ　ＦＭ「ＴＯＫＹＯ　ＳＰＥＡＫＥＡＳＹ」で、補選で応援に来てくれた小池百合子都知事の印象を語った。

　対談相手の三浦瑠麗氏から「小池都知事の印象は？」と聞かれた乙武氏は「あのね、これはすごく意外だったし、でも感じていることを率直に言うと、あいつ取り込まれたなって言われるかもしれないけど…」と切り出し「意外に優しくて、面倒見のいい人だった」と答えた。

　乙武氏は、つばさの党の妨害により、本来やる予定だった街頭演説ができなくなったため「選挙カーでグルグルまわる戦略にした」という。そのため、応援に来た小池知事とは１日３時間ほど同じ車に乗っていることに。「マネジャーとか乗るスペースがないときもあって、僕の身のまわりの世話をする人が同乗しないこともあって。３時間もいれば喉も渇くし、小腹も減る。すると『はい、水分補給』ってストロー付きの水筒を口に運んでくれたり、『はい、栄養補給』ってアーモンドチョコを口に突っ込んでくれて世話を焼いてくれたり」と細々と世話を焼いてくれたという。

　選挙が終わり「選挙が終わったら斬り捨てられたとかいうイジワルな記事が出たりするけど、選挙終わっても毎日電話が掛かってきた」といい「少しは寝られるようになりましたか？とか、お身体回復しましたか？とか、気遣いの電話を頂いたりして、こういう感じの人なんだって、ちょっと意外だった」と振り返っていた。