ざこばさん次女・関口まい「私も桂ざこばの落語の大ファン」最愛の父失った悲痛な心境吐露「きっとお弟子さん達が継いでいってくれる」

 落語家の桂ざこば(かつら・ざこば、本名・関口弘=せきぐち・ひろむ)さんが12日午前3時14分、喘息(ぜんそく)のため大阪府の自宅で死去した。76歳。大阪市出身。所属する米朝事務所が公表した。通夜・葬儀は故人、家族の意向で家族葬として営まれ、後日、お別れの会を行う予定。長年、上方落語界を支え、お茶の間でも人気を博した重鎮の、あまりにも突然の旅立ちに各界にショックが広がった。

 ざこばさんの次女でタレントの関口まい(41)は最愛の父を突然失った悲しみを、所属事務所を通じて発表した。

 関口は「この度、父 桂ざこばが永眠しました。あまりに急なことで、心の整理は出来ていません」と率直な心境を吐露した。

 ざこばさんと松竹座での舞台や独演会などで共演してきた関口は「父との思い出は語りきれないほど沢山あります」と明かし、「6年前に父は脳梗塞という大病を患い、必死のリハビリで高座に復帰しました。その際に、父のファンの皆様から私へ、数々の応援と励ましのメッセージを戴きました。それを父に伝えると、父も大変喜び、父娘でどれだけ励みになったことか、忘れることは出来ません」と述懐した。

 ざこばさんは2017年5月27日に脳梗塞で救急搬送され、緊急入院。関口は当時、自身のブログでざこばの容体を報告。その上で、開幕が迫っていた大阪松竹座の舞台を降板したことをざこばが残念がり「皆様にご迷惑をおかけしたことを気にしております」と父の気持ちを代弁。「今は復帰に向けて頑張っています」「復帰の際にはまた応援してやってくださいませ」と思いやっていた。

 関口のインスタグラムには、ざこばさんが時折登場しており、今年3月25日には、ざこばさんと自身、14歳になった息子の3人が穏やかな表情を浮かべている3ショットが投稿された。ざこばさんは2009年の口上で「初めておじいちゃんになることになりまして。男やったら落語家にしたい」と関口の妊娠を明かすなど孫の誕生を心待ちにしていた。

 この日発表したコメントの最後、関口は「ファンの皆様と同じように、私も桂ざこばの落語の大ファン」と自身について表現。「もうあの落語が聴けなくなるのかと思うと寂しくて仕方ありませんが、お父さんの落語はきっとお弟子さん達が継いでいってくれることと思います。永年、桂ざこばを応援して戴きまして、本当にありがとうございました」と感謝をつづった。

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