１３日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「虎に翼」では、餓死した花岡（岩田剛典）の妻・奈津子（古畑奈和）が再登場した。

　この日の「虎に翼」では、酔っぱらった汐見（平埜生成）を自宅まで送った寅子（伊藤沙莉）は、汐見の妻が大学の同級生だった香淑（ハ・ヨンス）だったことに驚く。香淑は汐見と結婚して香子と名乗っており、もう「ヒャンちゃん」とは呼ばないでと厳しい表情で伝えた。

　翌朝、出勤した汐見から、香淑と結婚したなれ初めを聞いた寅子。そこへ桂場（松山ケンイチ）がやってきて、寅子に客が来ていると呼ぶ。桂場の部屋へ行くと、そこにいたのは花岡の妻・奈津子だった。

　寅子は、花岡の苦しみを気付けなかったと頭を下げる。だが奈津子は寅子を責めるのではなく、お礼を言いに来たという。花岡にチョコレートを持たせてくれ、それが家族に久々の笑顔をもたらしてくれたと感謝を伝える。そして別れの時に、桂場に、絵を大量購入してくれたお礼を伝えていた。

　今週は、月曜日に轟とよねが戦争を生き抜き再登場しネットを沸かせたが、続いてやはり大学の同級生の稲垣（松川尚瑠輝）が、家庭裁判所設立準備室の同僚として再登場。水曜日には香淑が汐見の妻として名前を変えて登場していたが、今回は、５月１５日の放送で花岡が突然「婚約者」と寅子らに紹介した奈津子が再登場。この時が最初で最後の出演かと思われたが、再登場となった。

　ネットも奈津子の再登場に「古畑奈和さんの出演シーン、お見事だった」「奈津子さんの大人っぷりに脱帽」「奈津子さんも香子さんも強いな…かっこいいよ」「奈津子さん、強い人だ」「寅子の奈津子さんへの謝罪、受け取りようによってはマウントだよね。奈津子さんの受け答えが素晴らしい。花岡は良い人と結婚したね」などの声が上がっていた。