作家の乙武洋匡氏が１３日、Ｘを更新。Ｍｒｓ．ＧＲＥＥＮ　ＡＰＰＬＥの新曲ミュージックビデオ（ＭＶ）が公開停止となった問題について「どんな職業でも、やっぱり最低限の“教養”は重要」との考えをつづった。

　Ｍｒｓ．ＧＲＥＥＮ　ＡＰＰＬＥは１２日に新曲「コロンブス」のＭＶを公開。３人がそれぞれコロンブス、ベートーベン、ナポレオンに扮し、生まれた時代が異なる偉人が一緒に旅をしたら？という想像の物語を描いている。ただこの３人がやってきた場所にいた人たちがサルのように描かれており、この人が、馬車のように車を引く描写などもあった。

　発表と同時にネットではこのＭＶが炎上。結果、この日の午後になってこのＭＶは「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため」と、公開停止となった。このＣＭはコカ・コーラのＣＭにも起用されていた。

　乙武氏は「『せめて事務所や制作サイド、コカコーラが止めろよ』という意見はごもっとも」としつつ「ただ、そこに『アーティスト自身やバンドマンは無知でも仕方ない』という甘えがあってはダメですよね」と指摘。「どんな職業でも、やっぱり最低限の“教養”は重要」とも訴えていた。