“ひろみちお兄さん”佐藤弘道 脊髄梗塞で活動一時休止 2日に発症、緊急入院して投薬&リハビリ「出来ることを一生懸命」
タレントの佐藤弘道(55)が13日、脊髄梗塞の治療のため活動を一時休止することを所属事務所を通じて発表した。直筆の文書で「下半身まひとなり歩けなくなってしまいました。病名は『脊髄梗塞』です」と明かし、現在については緊急入院し、投薬とリハビリの日々を過ごしていることを報告した。佐藤は1993年からNHKの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」の第10代目体操のお兄さんを務め“ひろみちお兄さん”として親しまれ近年は教育活動などにも尽力していた。
丁寧につづられた直筆文書で衝撃の報告がなされた。「6月2日、研修会指導に向かう機内で体調を崩し、下半身まひとなり歩けなくなってしまいました。病名は『脊髄梗塞』です。今は緊急入院をし、投薬とリハビリの日々を過ごしています」。芸能界屈指のスポーツマンからの公表だった。
佐藤は「残念ながら有効的な治療法が無いことは知っています。今は全く歩けません」と現状を明かし、「この数日間、SNSを一度もあげず、ファンの皆様ご関係者の皆様には大変ご心配をおかけいたしました」とも記した。倒れる前日の1日は自身のブログを更新し、群馬県前橋市・群馬医療福祉大学での講演の様子をアップ。変わりない姿で記念写真にも収まっており、体調急変は突然のできごとだった。
それでも、復帰への思いもつづった。「リハビリでどこまで回復するか分かりませんが、現実と向き合い、今出来ることを一生懸命に行い、また皆さまにお会い出来る日を楽しみにしております」と前向きなメッセージを発信した。
佐藤は8歳だった1976年モントリオール五輪での体操競技を見て体操選手を志したこともあり、日体大を卒業した。93年にNHKの「おかあさんといっしょ」の10代目体操のお兄さんのオーディションを受けて合格。“ひろみちお兄さん”の愛称で親しまれ05年まで12年間と長期にわたって務めた。
近年は自身の経験を生かし、タレントと同時に体操教室や大学の特任教授として教育活動も行ってきた。「今後は長い闘病生活になりますが、リハビリに力を入れて復帰に向けて頑張りたい」と佐藤。所属事務所も「回復を最優先とし医師の判断を仰ぎ決めていく所存でございます」と今後の方針を示した。