元Dream5・高野洸 「ようかい体操」踊っていた男子がイケメン売れっ子俳優に成長 夢は朝ドラ、紅白出場

 今や舞台、ドラマに引っ張りだこの高野洸(撮影・伊藤笙子)
 人懐っこい笑みを浮かべながらインタビューに答える高野洸(撮影・伊藤笙子)
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 2014年にテレビアニメ「妖怪ウォッチ」(テレビ東京系)のエンディング曲「ようかい体操第一」で一世を風靡(ふうび)した男子はいま、俳優として成長を遂げている。元Dream5の高野洸(26)が今春ドラマだけで「くるり~誰が私と恋をした?~」(TBS系。火曜、後10・00)、「過保護な若旦那様の甘やかし婚」(MBS。木曜、深夜0・59)などの4作品に出演し、ノリに乗っている。

 高野は5歳からダンスを習い始め、幼い頃に七夕の短冊に書いたのは「ダンサーになる」という夢。NHK教育で放送していた「天才てれびくんMAX」のオーディションに2009年に応募し、Dream5として活動を始めた。小学6年から高校3年までの“青春時代”をグループ活動にささげ、17歳の時に運命を変える曲「ようかい体操第一」に出会った。

 ♪ヨーでるヨーでるヨーでるヨーでる ようかいでるけんでられんけん-。キャッチーな歌詞と誰でも踊れるダンスは社会現象となり、14年に同曲でNHK紅白歌合戦へ初出場した。Dream5唯一の男子メンバーとして注目を浴びた。「歌詞が刺激的すぎた。『どうしてウンチは臭いんだ』って(笑)。僕らがやるのかと思ったけど、ビックリするくらいバズった。波に乗れて運良かった」と当時を回想する。

 16年にソロへ転身。2・5次元俳優として舞台に進出し、近年は映像に力を入れている。役者としての夢に掲げるのはNHKの連続テレビ小説だ。「母が朝ドラが好きで8時になった瞬間に朝ドラをつける人で、僕もそこに出たい。ソロになる時に覚悟を決めました。NHKの『天才てれびくんMAX』からデビューさせてもらったので、その恩返しに(NHKへ)また帰りたいなという思いがある」と誓う。

 歌手としては19年にソロデビューし、今年で5周年。目指すのは役者業と同じく、NHKだ。「14年に『妖怪ウォッチ』で紅白へ出させていただいたけど、その後に『刀剣乱舞』のミュージカルに出て、18年に紅白へ出演した。どちらも作品の力で出させてもらっているので、ぜひ自分の力で紅白へ出たい」。いつか俳優・歌手の二輪で“古巣”へ帰る。

 ◆高野洸(たかの・あきら)1997年7月22日生まれ。福岡県出身。09年にNHK教育「天才てれびくんMAX」のオーディションから誕生した5人組・Dream5として活動。アニメ「妖怪ウォッチ」の初代EDテーマ「ようかい体操第一」でNHK紅白歌合戦に出場した。16年にソロに転身。俳優、ソロ歌手として活動している。休日はインドア派で5年前から始めたポケモンカードは「持っているカードは10万枚以上」。好きな食べ物はもずく酢。

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