天海キントリ再始動! 猿之助“代役”に石丸幹二 仕切り直しで「面白くなってきたじゃない!」

 再始動が発表された劇場版「緊急取調室 THE FINAL」
 新キャストとして参戦する石丸幹二
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 自殺ほう助の罪で有罪判決を受けた歌舞伎俳優の市川猿之助(48)が出演していたとして、公開延期となっていた映画「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」が、石丸幹二(58)を新キャストとして迎え、再始動することが16日、発表された。事実上の代役とみられ、主演の天海祐希(56)らとこれから撮影に入る。本来は昨年のこの日に公開される予定だった。

 捜査1課の取り調べ専門チーム・緊急事案対応取調班、通称キントリの活躍を描き、2014年からドラマ版4シーズンと2作の特番が放送されてきた人気シリーズの完結編。天海演じるたたき上げの刑事・真壁有希子らが取り調べ室で数々の被疑者と対峙(たいじ)し、全39話の平均世帯視聴率13・1%(ビデオリサーチ調べ。関東地区)と愛されてきた。

 仕切り直しが決まり、天海は「色々なことをバネにして、さらにパワーアップしたキントリの最後を飾るにふさわしい“ベストの作品”をお届けすることを、ここに力強く宣言させていただきます!」とコメントを発表。公開日は未解禁ながら「石丸幹二さんとキントリメンバーでぶつかり合えることにも胸を躍らせています」と明かし「面白くなってきたじゃない!」と劇中の決めぜりふで気持ちを高ぶらせた。

 石丸は劇団四季出身の演技派。ドラマ「半沢直樹」のシーズン1で前半の憎まれ役である浅野支店長を好演しており、本作でどのようにキントリメンバーと「ぶつかり合う」のか注目される。石丸を迎えた作品の公開時期は追って発表される。

 猿之助は公開延期となった作品に、最強の敵として現れる内閣総理大臣役で出演。完成報告会見も大々的に行われていたが、昨年5月18日に猿之助が自宅から緊急搬送されたことを受けて、同6月1日に公開延期が発表された。公開までわずか2週間での苦渋の決断だった。猿之助は同年11月に両親に対する自殺ほう助の罪で懲役3年、執行猶予5年を言い渡されていた。

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