長谷川博己主演のＴＢＳドラマ「アンチヒーロー」最終回が１６日に放送された。

　１２年前の毒殺事件の冤罪証明を巡り、驚きの人物関係も明らかに。検事正伊達原泰輔（野村萬斎）の右腕だった検察官緑川歩佳（木村佳乃）。最後の最後で明墨正樹弁護士（長谷川博己）に協力するのではないかとの見方が有力だったが…実は物語の最初から明墨と冤罪を証明するために協力関係にあったことが明かされた。

　第１話では、裁判所の廊下で会った明墨に、緑川は不敵な笑み。ライバルに余裕をみせているかのように映ったが…長年停滞していた冤罪証明がようやく動き出したことに、互いにニヤリとしたのが真相だった。

　最初に冤罪に気づいた桃瀬礼子検察官（吹石一恵）を含め３人は同期。第９話で桃瀬がバーに明墨を呼び出して、初めて冤罪の可能性を伝えるも、自身が取り調べを行った事件に疑いをかけられた明墨が却下した場面。最終回では緑川も同席していたことが明かされ、第９話の場面にも、テーブル上にもワイングラスが３個映っている伏線描写が仕込まれていた。

　また桃瀬他界後に、明墨と緑川が同じバーで真相解明のために協力することを約束した場面でも、ワイングラスが３個置かれていた。