世界のキタノ 20作目決定「新たな挑戦でわくわく」Amazon MGMと強力タッグ
映画監督として国際的な評価を確立している北野武(77)が米国の大手映画製作会社「Amazon MGM スタジオ」とタッグを組み長編映画を製作することが18日、分かった。ヴェネツィア国際映画祭で監督賞となる銀獅子賞を受賞した「座頭市」(2003年)や、昨年のカンヌ国際映画祭のワールドプレミアで話題となった「首」同様、北野自身が監督・脚本・主演を務めて、再び世界にその名をとどろかせる。
北野監督は1989年に「その男、凶暴につき」で映画監督デビュー。これまで計19本の長編映画を手がけ、今作が節目の20本目となる。「映画を撮り始めて数十年が経ちましたが、各国で映画製作をしているAmazon MGM スタジオとタッグを組むのは自分自身にとっても新たな挑戦でわくわくしています」と喜びを示した。
現時点では映画のタイトルや内容、公開予定などは非公表で謎に包まれているが「現在鋭意制作中なので、続報にご期待ください」と自信のコメントを寄せた。
同社のインターナショナル・オリジナル責任者のジェームズ・ファレル氏は「型破りなスタイルで世界中のお客さまに驚きと感動を与え続けている北野武監督と新しいプロジェクトに取り組めることを大変喜ばしく思います」とコメント。「“世界のキタノ”がどのように暴れてくださるのかとても楽しみにしています」と期待を膨らませた。