橋下徹氏VS泉房穂氏 テレビ共演で子供の喧嘩状態「大嘘!」「嘘やない!」「やってる!」「やってない!」女子アナ呆れ顔
元大阪府知事の橋下徹氏(54)と前明石市長の泉房穂氏(60)が16日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。隣同士に座って、舌戦を繰り広げた。
「消滅可能性がある自治体を救うべきか、救うべきでないか」というテーマが出されると、他の6人の識者をほったらかしでバトルを繰り広げた。
議長の黒木千晶アナウンサーから「東京の一極集中はどうやって是正できるか?」と聞かれた泉氏が「関西圏が元気になればいいんじゃないですか?関西がもっと仲良くなって、関西が魅力的になれば」というと、橋下氏は「元気になれと言いながら、元気にさせようという万博をミソクソに叩くでしょ。ここが、本当に分からないの。これ以上ないビッグプロジェクトに関して叩いておいて、どういう…。じゃあ何があるんですか?と聞いたら、出ない」とかみついた。
この日の番組出演は「泉さんの大ウソをはっきりさせるため」という橋下氏は、やる気満々だった。「子育て政策で人が増えるというのは大ウソ」と泉市長時代の明石市の人口が増えたのが自然増ではなく、他地域からの流入である社会増であることを強調し、明石市の政策は「一極集中をうながすだけ」と批判。泉氏が取り組んだ明石市の子育て支援政策を説明すると「これくらいのことは全国どこでもやっている」とぶった切り、「大阪やってないやん」という泉氏に「いや、やってる」と言い返した。
5月に共演した際の話を持ち出した橋下氏は「前回の介護保険、僕は根に持っているんで、言わさせてもらうと、関西全体で発展するというんだったら、関西全体で介護保険料を同じにしないと意味がないんですよ。泉さんはこの番組で『介護保険料は市長が決める』って言いましたけど、これ、まったくの大ウソですから」と議論をふっかけた。
泉氏は「ウソじゃないやん。最終決定権は自治体の首長。ウソは言い過ぎやで」と言ったが、橋下氏は「大ウソ。だって、使ったお金は…」。「ウソではないやん。事実やん」という泉氏を制すように「言いますよ。使ったお金の半分は税金…」と財源の内訳を説明した。
橋下氏は早口で「泉さんは『俺は基金を崩した』って言いましたけど、基金はみんな持ってて、保険料が余ったら基金に積む。保険料がないときは基金を取り崩す。全部、自動計算で決まっている」で持論を展開。ウソつき呼ばわりされた泉氏もいよいよヒートアップ。「自動やないやん。間違い!間違いだって。私、社会福祉士持ってて、試験科目やから。あまりウソついたら、後で恥ずかしいですよ」と「ウソつき」で返したが、橋下氏は「大ウソ~」とかぶせた。
子供の喧嘩のような状態は、黒木アナがゴングを鳴らし、ようやく終了。「落ちついて!橋下さんってめっちゃ負けず嫌いなの、よく分かりました」と呆れたようにまとめていた。