小島よしお 再ブレークのお手本は「雑草」の生き方「ライバルがいないところで居場所を探す」
タレントの小島よしおが、22日放送の日本テレビ系「アナザースカイ」に出演。大ブレークから一時は表舞台から消え、「一発屋」と呼ばれながらも復活した道のりを赤裸々に語った。
小島は早大在学中の2001年、お笑いコンビ・かもめんたるの2人らとお笑いグループ「WAGE」に所属して芸能界入り。その後ピン芸人となり、07年には持ちギャグ「そんなの関係ねぇ」が「ユーキャン新語・流行語大賞2007」のトップ10に入るなど、一気に人気芸人となった。
だがその後、テレビ出演などが激減。小島は当時を「どうしようかなって感じですよね。どうして(仕事が)減っちゃったんだろうと考えると、単純にその場で役割を果たせてないみたいなものがあったので。今だから話せるって感じですけどね。当時はすごく焦ってて、本当にいろいろ試行錯誤して」と語った。
そんな小島の最ブレークのきっかけとなったのが、子ども向けのイベントや「野菜の歌」、絵本などの取り組み。そのヒントとなったのが、近所に生えていた「雑草」の生き方だったという。「自分の芸能界での生き方と雑草の生き方が、すごいリンクしてるっていうのがありまして、雑草っていうのは、実は競争力がすごく弱い。だけどライバルがいないところで、自分の居場所を探して生きるんですよね、だからそれが結果、コンクリートの合間だったり、マンホールの所とか石垣とかで花開くんですね。それを見て俺と似てるなと思ったんですよ」と話した。
自身を顧み、「芸能界のバラエティーの強者の人たちとの競争には弱いけど、子ども向けのライブやったり、野菜の歌を歌ったり、みんながあんまりやらないところをやって生きてるっていうのが、雑草とすごく似てる部分が多いなと」と分析。「雑草って、いろんな特徴があるんですけど、小さなチャレンジを繰り返す。自分もいっぱい失敗してるけど、その中の1個がうまくいくから、次の世代が繋がっていくみたいな。本当にもう、先生です。雑草先生」と感謝を述べた。
小島はさらに「雑草の『踏まれても立ち上がる』っていうイメージは、実はちょっと間違いで、踏まれても立ち上がらないんですよ」と説明「踏まれたら、踏まれたまんまで生きていく。見栄えを気にして立ち上がる必要ないよっていう。踏まれたら踏まれたまんまで良いし、横に伸びれば良いじゃん、それで結局花が咲けばいいんでしょ?みたいな、それが我々にもすごく通じる」と、自分に言い聞かせるように熱弁した。