樋口日奈 元乃木坂がお酒キャラに 脱アイドルの新境地へ「町中華で飲ろうぜ」新レギュラー

 元乃木坂46で女優の樋口日奈(26)が、BS-TBSのグルメ番組「町中華で飲ろうぜ」(月曜、後10・00)の新レギュラーとなり、新風を吹き込んでいる。プライベートでも通う“町中華愛”を武器に、きっぷのいい飲みっぷりと食べっぷりで視聴者を魅了。友人で前任の高田秋(32)から魂を継承し、番組の新たな物語を紡いでいる。

 写真撮影のため、冷やしたグラスに瓶ビールを注ぐと、樋口の瞳が輝いた。撮影の流れで一口だけグビッ。「くぅ~!」と目を細める姿は、CMのようだった。さすが元アイドル。華がある。

 町の中華料理店を訪れ、名物やお酒、人情に酔いしれる人気番組「町中華で飲ろうぜ」。4月から新レギュラーとなり、24日に3回目のメーン回が放送される。イチ視聴者として楽しんできた番組だけに、最初の出演回を見返すと反省しきりだったという。

 「私って酔っぱらったらこんな風になるんだって知ったと同時に『これはうるさすぎるぞ』って思いました」と苦笑い。アイドル生活で染みこんだ癖を再認識した。13歳から24歳まで乃木坂46のメンバーとして活動。ロケや食リポでは明るく元気に味や状況を説明するのが役割だった。

 「常に明るく頑張らなきゃって染みついているところがあって、伝えなきゃ伝えなきゃって無意識にスイッチが入っている自分がいると思うんです。『町中華』は一緒に飲んでいるような不思議な感覚になれる番組なので、やかましすぎるのはよくないなって。今までやってきたことと違っていい、っていうのは勉強になりました」

 レギュラーになる前から町中華の魅力を伝えてもらい、番組ファンになるきっかけを与えてくれたのが前任の高田だった。ラジオ共演していた縁で親交が深く「なーひー」と呼ばれている。オーディションでレギュラーに決まった際には「なーひーなら大丈夫だよ。楽しんで。みんなやさしいから頑張り過ぎなくていいんだよ」とエールを送られたという。

 「自然とまだ頑張っちゃってる自分がいるんですけど、そこが抜けた時、どんな姿になるのか。自分でも知らない自分に出会えそうで、楽しみです。ワクワクしてます」

 演出・プロデューサーの奥田幸紀氏は「制作としては、3年くらいたった時に元アイドルではなく、飲みジャンルに位置されるお酒キャラクターになっていたら大成功だなと思います」と期待。新たな町中華の伝道師として、肩書もリアクションも脱アイドルの新境地を目指していく。

 ◇樋口日奈 (ひぐち・ひな)1998年1月31日生まれ。長野県出身。乃木坂46の1期生。「インフルエンサー」などで選抜メンバーを務め、オーディションに合格した11年8月から22年10月に卒業するまで、10年以上にわたって活動した。女優として舞台「フラガール -dance for smile-」などに出演。7月期にBSテレビ東京の主演ドラマ「初恋不倫~この恋を初恋と呼んでいいですか~」が待機している。「JJ」の専属モデルを務める。

 ◆24日放送回は東京・浅草スペシャルとなっている。

 樋口は昭和23年開業の「ぼたん」で餃子ビールに舌鼓を打ち、お目当てのオムライスを堪能。2軒目の「中華カド」では日本酒を楽しみ、常連さんたちと打ち解けた。5年前の第1回放送で玉袋筋太郎がお世話になった名店で、締めの炒飯まで満喫している。

 玉袋が大正時代に開業した「あさひ」と台東区橋場の「洋食中華わたなべ」を巡る“奥浅草編”との二本立て。ひと皮剥けようと意気込む樋口の姿に注目だ。

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