「光る君へ」まひろが読んでいた「白氏文集巻第四」 会わずとも道長の思いとリンクのソウルメイトぶり

 23日に放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」では、まひろ(吉高由里子)が自宅で「白氏文集巻第四」を読んでいるシーンがあり、道長(柄本佑)とのソウルメイトぶりが描写された。

 この日の「光る君へ」では、まひろは都へ戻り、宣孝(佐々木蔵之介)との結婚を考え出す。一方の宣孝は、まひろが都へ戻ってきたことで有頂天。決定もしていないのに、道長へあいさつに行き「為時の娘も夫をもてることになりました」などとわざという。

 一瞬顔色が変わった道長だったが「それはめでたいことであった」と声をかける。まだ何か言い足りなさそうな宣孝に道長は「なんだ?」と聞くと「実は私なのでございます」「為時の娘の夫にございます」と嬉しそうに報告。道長は持っていた紙を一瞬強く握りしめるも、平静を装い「それはなにより」と祝福する。

 この時の道長は、中宮定子(高畑充希)のもとへ入り浸り、一向に政治に力をいれない一条天皇に辟易としており、ついに鴨川の堤防が決壊し、多くの民の命が失われたことをきっかけに辞表を提出するなど、悩みを抱えていた。

 そんな道長の抱える悩みなどは一切知らないまひろだが、自宅では「白紙文集巻第四」を読んでいた。「君の耳はただ聞こえ…」「君の目は見えず…」などと読み上げており、政治や社会などを批判する詩が書かれた部分と思われる。中宮に入れあげ、自分たちの忠告を何も聞かない一条天皇に悩む道長の思いを代弁するかのような詩を読むまひろ。お互い、会ってはいなくとも、考えていることは同じという、まさにソウルメイトのつながりが描かれた。

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