まさか!米山隆一議員が「ひろゆき氏が正しい」高橋洋一氏への反論で同調 論破王を論破した無双「円安上等」に「無茶苦茶」
「2ちゃんねる」創始者で実業家のひろゆき氏のXへのポストに対して、立憲民主党の米山隆一議員が「ひろゆき氏が正しい」と味方する内容を書き込んだ。2人は、メディアで論争。一部では「論破王のひろゆきが論破された」とジャッジされるなど、対立構造が注目されていただけに、まさかの事態だ。
この日、ひろゆき氏は「『円安上等。1ドル300円でも誰も文句言うはずない』と主張してるのに、10%円安の図しかありません。1ドル300円の試算はどちらですか?また、『誰も文句を言うはずない』の根拠の提示が見当たりません。二点の不備から学生のレポートだったらやり直しですね」とつぶやいた。
経済学者の高橋洋一嘉悦大教授が、テレビ番組で「円安上等。1ドル300円でも誰も文句言うはずない」と持論を述べたことに、「燃料費・肥料代、輸送費が2倍になるので農作物・水産物の価格は2倍。輸入品の価格は2倍以上。電気代も上がります。国内向けで働く人・公務員・年金受給者の手取りは変わらないので、実質的に半額で暮らす。ホントに学者?」とやゆ。
高橋氏は「現代ビジネス」や自身のYouTube、Xなどで再反論。「『数式も根拠も出せない』どころか、既に出してあるのに、絡んでくるのは放送時の資料に明記し、放送時の解説でも話している。人を批判したいなら、その放送くらい見るべきだろうが、見てもわからなかったというなら、批判しないようがいい」と通貨安がGDPに与える影響を図式化したものを提示した。
しかし、高橋のデータは、円、ドル、ユーロ、それぞれが10%安のときのものだったことをひろゆき氏は指摘。米山氏も「これはひろゆき氏が正しいです。高橋洋一氏が根拠としているOECD’s New Global Modelは、現在の経済から得られるパラメータを用いて、現状からの入力変数の微小変化に対する出力変数への影響を予想するもので、為替レート150円が300円になる様な大きな変化に対する影響の予想には使えませんので」と同調した。
さらに「高橋洋一氏は、これに限らず、とても専門家とは思えない無茶な理屈で無茶な主張をする事が少なくなく、専門家としての矜持はあるのかと思います」と批判。「又、日本の経済学会の方々も、流石にこういう出鱈目な言説に対しては、きちんと訂正する道義的義務があるのではないかと思います」と求めた。