サザンオールスターズ 9年ぶりオリジナルアルバム 9月ロッキンジャパン大トリ決定 46回目のデビュー記念日迎え発表
25日に46回目のデビュー記念日を迎えた国民的人気バンド・サザンオールスターズが今冬、9年ぶりに新たなオリジナルアルバムをリリースすることが24日、分かった。15年3月の「葡萄」以来で、ファン待望となる通算16枚目のアルバムで、年内完成を目指す。さらに9月の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」(同14~15、21~23日・国営ひたち海浜公園)に大トリで出演することも決定。これがグループとして最後の夏フェス出演となることも発表された。
サザンは続くよ、どこまでも-。デビュー45周年の節目を迎えた昨年は、新曲の3カ月連続配信リリースや10年ぶりの凱旋となった「茅ヶ崎ライブ」など大活躍。だが充電期間には入らず、47年目が始まる25日からのエネルギッシュな活動続行を高らかに宣言した。
まずは9年ぶりのオリジナル・アルバムの制作だ。昨年末からスタジオにこもって収録中。昭和53年のデビューから平成、令和と駆け抜ける中、音楽の聴かれ方も目まぐるしく変化したが、桑田佳祐(68)は「われわれのやるべきことは常に『新曲を作り、届けること』。やはり、これに尽きるのではないでしょうか」と熱く語る。
25日0時に配信がスタートした新曲「恋のブギウギナイト」と、グループ公式サイト内のティザー映像でわずかに演奏した未発表曲をのぞき、収録曲など全容は不明。それでも桑田は「全身全霊で“オリジナル・アルバム”を創りお届けすることを、ここに宣言いたします!!」と力を込めた。
さらにラスト夏フェスとして「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」への登場も発表された。6年ぶり3度目の同フェス出演で、サザンは2都市10日間開催の最終日となる9月23日に大トリで出演。桑田が「今回の出演をもって、サザンオールスターズ、“最後の夏フェス出演”とさせていただければ。高齢者バンドにとって、令和の夏は暑すぎるよ(笑)」と苦笑い。「後進の素晴らしいミュージシャンたちに日本の夏フェスの未来は託したい」と勇退を決めた。
これがサザンにとって24年初ライブで、ラスト夏フェス。演奏時間が通常より長くなる特例措置もイベントの公式から発表された。「ROCK IN JAPAN FESTIVALが25周年ということで、超ど派手な夏祭り(フェス)と行こうじゃありませんか!!」と桑田。47年目にしてなお続くサザンの熱狂から、目が離せない。