B’z稲葉浩志デビュー当時は「音楽で食っていこうという感じじゃなくて」「自分は『只者』というか普通」
ロックユニット・B’zの稲葉浩志(59)が25日、都内でニューアルバム「只者」(26日発売)リリース記念トークイベントを開催した。
稲葉にとってトークイベントとなるラジオ番組公開収録への出演は8年ぶりで、ソロ名義としては2014年にリリースされた「Singing Bird」以来、10年ぶり6枚目のアルバム。この日はTOKYO FM「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」公開収録イベントとなった。
収録ではデビュー当時についても言及。稲葉は「あまり音楽で食っていこうという感じじゃなくて、B‘zでデビューが決まった時に『やるんだな』という感じで、結構甘い考えで(笑)」と振り返り「右も左も分からないという状態だった。「考える余裕もなくて流れに流されてという感じです」と回想した。
9月には60歳の還暦を迎える。タイトルの「只者」については「物を作ったりした時にクリエイターとしての自分は普通だなといつも思うんです。世の中には才能がある方がいらっしゃるので、自分は『只者』というか、普通というか。だったらどこまで努力できるかなとか、工夫できるかなとか前向きに卑屈にならないで『ここまでできるぞ』ってチャレンジする喜びを感じながらやっていた」と込められた思いを明かした。
同アルバムはフジテレビ系ドラマ「あなたがしてくれなくても」の主題歌「Stray Hearts」などが収録されている。