韓国の５人組ガールズグループ・ＮｅｗＪｅａｎｓ（ニュージーンズ）が２６～２７日の２日間、ファンミーティングを兼ねた東京ドーム２ＤＡＹＳ公演「ＮｅｗＪｅａｎｓ　Ｂｕｎｎｉｅｓ　Ｃａｍｐ　２０２４　Ｔｏｋｙｏ　Ｄｏｍｅ」を開催した。初単独来日公演にして、初の東京ドーム公演。２２年７月のデビューから海外アーティスト史上最速となる１年１１カ月で、同所での単独公演を達成した。２日間で９万１２００人を動員し、Ｂｕｎｎｉｅｓ（バニーズ＝ファンの呼称）へ愛を伝えた。

　Ｂｕｎｎｉｅｓの呼ぶ声がする－。黄色い大歓声に導かれ、５人は聖地・東京Ｄへ降臨した。カラフルなユニホームに身を包み、１曲目に「Ａｔｔｅｎｔｉｏｎ」を選択。初単独来日公演の高揚感とＢｕｎｎｉｅｓで埋め尽くされた“絶景”が重なり、５人のフレッシュな笑みがはじけた。

　２１日に日本デビューを果たし、わずか５日で成し遂げた東京Ｄ。ＭＩＮＪＩ（２０）は「こんなに早く来られるとは。Ｂｕｎｎｉｅｓのおかげです」と感謝し、ＨＡＮＮＩ（１９）は「ずっと来たかったけど、ようやく来ることができました！これからは頻繁に会いましょうね？好き～」と日本語でキュートに告白した。

　４月に足の甲の微細骨折で休養していたＨＹＥＩＮ（１６）は、東京ドーム公演から復帰。同グループは２１日に日本デビューした際に音楽番組へ出演していたが、ＨＹＥＩＮは出演を控えていた。足の具合が不安視されていたが、同公演に一部パフォーマンスを除いて参加。軽やかにステップを踏んでダンスに興じた。

　これまでに発表したアルバム３枚の収録曲と新曲に加え、各メンバーの魅力が際立つソロステージを展開した。ＨＡＮＮＩは、松田聖子の「青い珊瑚礁」をカバー。ボブヘアにフレアスカートという“聖子ちゃんルック”で美声を響かせて「大丈夫だった？」と確認。会場が大歓声で応え、照れくさそうにはにかんだ。

　２時間２０分に及ぶ公演は「Ｄｉｔｔｏ」「ＥＴＡ」「Ｈｙｐｅ　Ｂｏｙ」などのヒットソングを畳みかけ、ゲスト出演した音楽ユニット・ＹＯＡＳＯＢＩと「Ｒｉｇｈｔ　Ｎｏｗ」「Ｂｉｒｉ－Ｂｉｒｉ」といった互いの楽曲をコラボ唱した。全２４曲のステージを繰り広げ、トロッコや練り歩きを駆使して、より近くにＢｕｎｎｉｅｓを感じた５人。「またね～」と再会を願い、ＨＹＥＩＮは「愛しているよ～」と愛を伝えていた。

　◇ＮｅｗＪｅａｎｓ（ニュージーンズ）２０２２年７月２２日にデビューし、２２年は授賞式で新人賞８冠を含む計１３のトロフィーを獲得した。「Ｄｉｔｔｏ」「ＯＭＧ」とヒットを連発し、Ｋ－ＰＯＰ第四世代をけん引している。世界２大ポップ・チャートの米ビルボード「Ｈｏｔ　１００」＆英オフィシャルシングルチャート「ＴＯＰ　１００」にデビュー半年でランクイン。２３年は日本レコード大賞で優秀作品賞＆特別賞をダブル受賞し、ＮＨＫ紅白歌合戦に初出場。今年６月２１日に日本デビューを果たした。