スタジオジブリの宮崎吾朗監督（５７）が２８日、東京・寺田倉庫Ｂ＆Ｃ　ＨＡＬＬで行われた「ジブリパークとジブリ展」（９月２３日まで同所）開会セレモニーに出席した。

　同展は、愛知県の愛・地球博記念公園内で開園した「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」などの世界観が再現された「ジブリパーク」の舞台裏を案内。東京会場ならではの展示も行う。

　パークの制作を指揮した宮崎監督は「展示を見ていて、おもしろかったのは私がジブリに入った頃は全てアナログだったんですよね。紙に鉛筆っていう。（アニメ制作の）やり方が随分変わってきたという部分も今回の展示で見ていただけるのでは」と笑顔を見せた。自身の手がけた作品や、ジブリが歩んできた歴史も垣間見られる点をアピールし「いろんな仕事をやってきましたが、こうしてまとめていただくと、そろそろ引退できるかなあと思った次第です」とジョークで笑わせていた。