片岡仁左衛門80歳 恒例船乗り込みで道頓堀に「松嶋屋!」 初舞台の8歳中村梅枝らへエール

 恒例の船乗り込みに参加した(船上左から)中村梅枝、中村時蔵、片岡仁左衛門、中村萬寿、中村萬太郎
 紙吹雪が舞う中で船乗り込みに参加した片岡仁左衛門や役者陣
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 歌舞伎俳優の片岡仁左衛門(80)らが29日、大阪市内で「七月大歌舞伎」(7月3日から大阪松竹座)を前に、恒例となっている船乗り込みに参加した。

 梅雨の晴れ間に恵まれ、太陽が照りつける中、太鼓や鐘の音、お囃子を受け、道頓堀をゆっくりと船で進んだ役者陣。大阪松竹座にほど近い戎橋付近で口上が述べられ、鮮やかな紙吹雪が舞うと、川沿いを埋めた観客からは「松嶋屋!」と、威勢のいい声がかかった。

 船乗り込み後、劇場前で行われた式典で、仁左衛門は「今回はなんと言いましても、萬屋さん三代のご披露を大成功に収めたいと思っております」と力強い抱負。襲名披露の初代中村萬寿、六代目中村時蔵、8歳で初舞台となる五代目中村梅枝と、父、子、孫の親子三代で出演する3人へエールを送った。

 さらに梅枝とともに出演する中村種太郎(8)、中村秀乃介(5)の名前も挙げ、「小さい子どもたちが3人そろって出てくれる。大変嬉しいことであります」と、笑顔を見せた。「皆さんも応援してあげてください。彼らが大人になったときに、『ありがたかったね』と、印象が残るように応援していただきたいと思います」と、集まった歌舞伎ファンへお願いをしていた。

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