橋下徹氏 大阪万博「不満の人はチケット全額払い戻し!倍返し!」吉村知事に迫る「言い切らないと」開幕日間違えるミスも

 元大阪府知事の橋下徹氏が29日、カンテレ「ドッとコネクト」に出演。来年4月13日開幕の大阪・関西万博について、「来年の4月にこれが最先端じゃなければ、チケット全部払い戻し!さらに倍付け、倍返し!」とチケット変換案をぶち上げた。

 移動手段の目玉としていた空飛ぶクルマは、デモ飛行のみとなる可能性が高くなったほか、高濃度のメタンガス検出、独自パビリオンの建設を断念する国が続々出てくるなど、開幕まで10カ月を切った厳しい現状が紹介された。

 「万博の言い出しっぺ」と紹介された橋下氏は「よくここまでケチつけますね。いや、お見事!」と感服したが、元放送作家の鈴木おさむ氏は、空飛ぶクルマについて「そもそもこれ自体がショボいじゃないですか。人が乗ったとしてもショボい。これだったら、USJのマリオカートの方が絶対すごい」と嘲笑。現在、横浜に展示されている「動くガンダム」も移送されるが、万博では動かないと聞かされ、「横浜で見たよ!」とあきれた。

 鈴木氏は「1年の間にとんでもなく進むじゃないですか。Chat GPTがなんだというのも、とてつもないスピードで出てくるから。何年もかけている間に、世の中の方が早いですよ」と指摘した。うなずいた橋下氏は「もともとは技術科学博だったんですよ。最先端のテクノロジーで地球の抱えている問題を解決しましょうということだった。鈴木さんが言われるように、日進月歩で技術が進歩しているので、いまここで『これだ』というのが出せないんですよ。それがもう1年後に陳腐化するんで」と釈明した。

 その上で「だから来年4月の開幕のときに最先端のものを出そうというコンセプトでいまやっていることは、間違いない」と話し「iPS細胞を使って臓器移植ができるように人工臓器をつくっていくきっかけを見せるとかね。ただ、今の段階で『これです』と出せないから、目玉はなんだ、なんだって言われる。いま出しているものは、目玉で出してしまうと『こんなもんかい』って言われてしまうと思う」と吐露した。

 目玉を求められるために、70年万博で目玉として展示された月の石を再び展示する案も出るなど、橋下氏自身が「迷走しちゃった」と認める展開。「言い切っちゃったらいいんです。『技術科学博で来年の4月の最先端の技術を出すから、今は出せないと。お楽しみに!』と」と話すと、鈴木氏は「めっちゃ目線が上がりますよ」と求められるレベルが高くなることを心配した。

 それでも橋下氏は「それでいいんです。現場にそこまでプレッシャーをかけながら、来年の4月にこれが最先端じゃなければ、チケット全部払い戻し!さらに倍付け、倍返し!」と暴論気味にエンジン全開。「おーっ!めっちゃドキドキする。それは買う」と入場チケット購入に心を動かされる鈴木氏だったが、キャスターの石井亮次は「すごいけど、この人、何の権限もない」と冷静にいさめた。

 橋下氏は、「もう、4月12日?開幕」と開幕日を忘れる失態をおかし「13!間違えてどないする」と石井に注意されながら、「不満の方は倍づけで返すというくらい言い切らないと、吉村さん」と吉村洋文知事に呼びかけた。

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