≠ME・河口夏音 あふれるホッカン愛 超マイナー競技も自称“日本女子代表”将来は「東京ドームで」

 女性アイドルグループ≠ME(ノットイコールミー)の河口夏音(22)が超マイナー競技「ホッカン」にハマっている。普段の歌って踊るアイドル活動と並行し、「いかにしてカッコよく椅子に座るか」を争う「ホッカン」に20歳から取り組んでいるという。その魅力を熱弁し、将来的には「東京ドームのステージで披露したい」という大きな野望も明かした。

 すらりとした手足でホッカン(椅子)を持ち上げた。背中の後ろに回し、振り上げた脚の下を通過させ、頭上に投げてキャッチ。最後は決め顔で座る。「ホッカンはとにかく最後にかっこよく座ればいいというスポーツ。そのルールが斬新で好きになりました。女性でもやりやすいスポーツです」と目を輝かせた。

 ホッカンを始めたきっかけは「運動が好きで何か新しいスポーツを始めたいと思っており、せっかくやるならマイナーなスポーツの方が自分の強みになる」と選択。誕生日に母からプレゼントとして競技用の椅子をもらったことで本格的に始めた。

 当時は専用の椅子は日本で販売されておらず「母がいろいろ試行錯誤してくれました」とホッカンの本場ドイツから輸入してもらった。ダンベルのように本体の中央がくびれた特殊な形状のため値段も通常の椅子よりも高いという。

 もともと河口は運動が得意で学生時代にはバスケットボールを経験し、スポーツテストでもグループ内でトップの成績を収めるほど。今は、披露する予定の前にレッスン室でホッカンの練習をする。国内の競技人口はまだ数人といい「日本での女性の競技人口は私と、もう一人いらっしゃるようですが、今はまだ日本女子代表と名乗らせていただいています」。その肩書もあって実際にテレビ番組でも披露する機会に恵まれ「始めてよかった」と仕事にもつなげている。

 日本ではまだ本格的な大会はないが、発祥地のドイツでは開催されている。「機会があれば出場したい」と本場での大会参加を熱望し、まずは日本での競技人口を増やすために「私がホッカンをしているところを見て、楽しそうだなって思って少しでも気になっていただけたらうれしいです」と今後はさらなる普及も目指す。

 他にも趣味の映画鑑賞に関連してコラムの仕事を得るなど行動力と継続する力も持ち味として突き進む。グループとしては、7月15日に横浜アリーナで「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」ファイナルを控えており「自分の持っている最大限の力を出し切る気持ちで頑張りたい」と意気込む。さらに≠MEの最終目標は5万人以上を収容する東京ドームでのコンサート。「最終的にはあの広い東京ドームのステージでホッカンを披露したいです」と野望を掲げた。

 ◆ホッカン(Hockern)とは 2007年にドイツで考案されたエクストリームスポーツ(アクロバティックな要素をもつスポーツ)。音楽に合わせて「いかにしてカッコよく専用の椅子(ホッカン)に座るか」を競う。ドイツでは大会も開催。ホッカン協会理事長でピン芸人のハラコは「競技は1分間の試技で、その間は何度座ってもいいものや1分間の試技でダブルスや体操の跳馬のように一発(1回だけ座る)のクオリティーを競う三種目があるはずです」と説明。ホッカンの重さは1キロ、1.5キロ、1.8キロの3種類があるという。

 ◇河口夏音(かわぐち・なつね)2001年7月29日生まれ。広島県出身。小学校3年生から中学3年までバスケットボールを経験。2019年から指原莉乃プロデュースのアイドルグループ≠MEのメンバーとして活動。趣味はホラー映画の鑑賞とそのコスプレ。TVLIFEwebでは映画の連載記事「#ME 河口夏音のええ絵映画と…」を執筆。血液型AB。身長165センチ。

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